この記事の結論
そろばんは、計算力や暗算力を伸ばしたい子に向いている習い事です。
一方で、
- 筆算を書きたがらなくなることがある
- 学校の計算方法との違いに戸惑うことがある
- そろばんだけで算数全体が得意になるわけではない
といった注意点もあります。
ただし、これらはすべての子に起こるわけではありません。
中学受験でも、そろばんそのものが受験対策になるわけではありませんが、計算を速く正確に進める力は、受験算数を支える力のひとつになります。
大切なのは、「そろばんが良いか悪いか」ではなく、子どもの性格や目的に合っているかどうかです。
気になる場合は、まず体験授業を受けて、子どもが「楽しい」「続けてみたい」と思えるかを見てみるのがおすすめです。
「そろばんって、今の時代に習う意味はあるの?」
「計算が速くなるのは分かるけど、逆に学校の算数で困ることはない?」
子どもの習い事としてそろばんを検討していると、こんな疑問が出てくることもありますよね。
そろばんというと少し昔ながらの習い事というイメージもありますが、今でも子どもの習い事として根強い人気があります。
一番分かりやすいメリットは、やはり計算力や暗算力が身につきやすいこと。
一方で、
- 筆算を書かなくなる
- 学校とは違う計算方法に戸惑う
- 計算は得意でも文章題が苦手になるのでは?
といった「そろばんの弊害」が気になる方もいるでしょう。
ただ、こうしたデメリットは、そろばんを習ったから必ず起こるものではありません。
この記事では、そろばんを習うことで期待できる効果と、知っておきたい注意点を分かりやすくまとめます。
中学受験を考えているご家庭にも役立つのか、教室を選ぶときのポイントもあわせて紹介します。
子供の学習方法を色々知りたい時は
子どものオンライン学習や習い事について幅広く比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
オンライン家庭教師、そろばん、英語、外国語、タブレット教材など、自宅で学べる方法を目的別にまとめています。
そろばんにはどんな効果が期待できる?
そろばんというと「計算が速くなる習い事」というイメージが強いですよね。
もちろん計算力は大きなメリットですが、それ以外にも、数字に繰り返し触れることで集中して取り組む力や、コツコツ練習する習慣につながることがあります。
暗算力や計算力が身につきやすい
そろばんの大きなメリットは、計算を繰り返し練習することで、計算のスピードと正確さが身につきやすいことです。
上達してくると、実際にそろばんを使わなくても、頭の中にそろばんの珠をイメージしながら計算する「珠算式暗算」ができるようになる子もいます。
計算に時間がかからなくなると、学校の算数でも、
「計算だけで時間がかかってしまう」
「途中で計算を間違えて嫌になってしまう」
といった負担を減らせる可能性があります。
算数そのものが得意になるかどうかは子どもによりますが、計算に自信が持てるようになることは大きなメリットでしょう。
集中して取り組む習慣がつきやすい
そろばんでは、決められた時間の中で問題を解いたり、同じ種類の計算を繰り返し練習したりします。
短い時間でも数字に集中して取り組むため、集中する習慣づくりにつながることがあります。
また、
「前より速くできた」
「次の級に上がれた」
と目標が分かりやすいのも、そろばんの特徴です。
級や検定を目標に少しずつ練習を重ねることで、「できるようになるまで続ける」という経験にもつながります。
数字に対する苦手意識が減ることもある
そろばんを続けていると、日常的にたくさんの数字に触れます。
そのため、数字を見ること自体への抵抗が少なくなったり、「計算なら得意」と自信を持てるようになったりする子もいます。
算数は、少しつまずくだけで「自分は算数が苦手」と感じてしまうこともありますよね。
得意な部分をひとつ作っておくことが、算数への自信につながる場合もあります。
そろばんに弊害はある?知っておきたいデメリット
そろばんにはメリットがある一方で、ネットで調べると「そろばんには弊害がある」という意見を見かけることがあります。
ただし、ここで紹介することがすべての子に起こるわけではありません。
「こういうこともあるんだな」と知っておく程度で大丈夫です。
筆算を書きたがらなくなることがある
そろばんや暗算が得意になると、頭の中で答えが出せるようになる子もいます。
すると、学校で、
「筆算を書きましょう」
と言われても、
「書かなくても分かるのに」
と感じてしまうことがあります。
ただ、学校の算数では答えだけでなく、途中の考え方や計算過程を書くことも大切です。
特に学年が上がると、途中式を書くことで自分の間違いに気づきやすくなります。
暗算が得意でも、
「学校では先生のやり方で書こうね」
と使い分けられれば、大きな問題にはなりにくいでしょう。
学校の計算方法との違いに戸惑うことがある
そろばんと学校の筆算では、数字を処理する順番が違うことがあります。
そろばんでは大きな桁から計算することがありますが、学校の筆算では一の位から計算する方法を習います。
特に習い始めの低学年では、
「こっちではこうするのに、学校では違う」
と戸惑う子がいるかもしれません。
ただ、子どもは意外と「学校のやり方」「そろばんのやり方」と使い分けられることも多いです。
心配な場合は、体験授業のときに先生へ、
「学校の算数と混乱することはありませんか?」
と聞いてみると安心です。
計算力だけで算数すべてが得意になるわけではない
ここは、そろばんを習わせる前に知っておきたいポイントです。
そろばんで伸びやすいのは、主に計算に関する力です。
しかし算数には、
- 文章題
- 図形
- 割合
- 規則性
- 考え方を説明する問題
など、計算力だけでは解けない問題もたくさんあります。
そのため、
「そろばんを習えば算数全体が得意になる」
とは限りません。
そろばんは、あくまで算数学習を支えるひとつの力と考えておくとよいでしょう。
そろばんを習わせて後悔しないか気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
▶️そろばんは意味ない?やめた方がいい?後悔しないための判断ポイント
そろばんは中学受験にも役立つ?

中学受験を考えている家庭では、
「そろばんをやっておくと受験に有利なの?」
と気になる方も多いと思います。
結論から言うと、そろばんだけで中学受験の算数が解けるようになるわけではありません。
ただし、計算が速く正確にできることは、中学受験でも役立つ可能性があります。
計算にかかる時間を減らせる
中学受験の算数では、文章題や図形問題の途中で複雑な計算が必要になることがあります。
そんなとき、計算に時間を取られすぎると、本当に考えたい部分に時間を使えなくなってしまいます。
計算を比較的スムーズに進められる子は、その分、
「どの式を使うのか」
「どう考えれば解けるのか」
という部分に集中しやすくなります。
これは、そろばん経験が受験で活かされやすい部分でしょう。
計算ミスを減らせる可能性がある
たくさん計算練習をしていると、数字の扱いに慣れてきます。
そのため、計算ミスに気づきやすくなったり、見直しを早くできたりする子もいます。
中学受験では、難しい問題だけでなく、取れる問題を確実に取ることも大切です。
計算部分を安定させておくことは、受験算数を支える力のひとつになります。
ただし受験対策そのものではない
一方で、そろばんは中学受験専門の学習ではありません。
受験算数では、特殊算や図形、割合、場合の数など、そろばんだけでは身につかない考え方も必要になります。
そのため、中学受験をする場合は、
「そろばんで計算力をつける」
「塾や家庭学習で受験算数の考え方を学ぶ」
と分けて考えるのがおすすめです。
そろばんは内申点に関係ある?
内申点には関係あるの?についてはこちらの記事も参考にして下さい。
「そろばんは意味ない」と言われるのはなぜ?
そろばんについて調べていると、
「習っても意味がない」
という意見を見かけることもあります。
ただ、そろばんそのものに意味がないというより、目的や子どもとの相性によって「思っていたほど効果を感じられなかった」というケースがあるのだと思います。
すぐに効果が出る習い事ではない
そろばんは、数回通っただけで突然計算が速くなる習い事ではありません。
基本的には、何度も繰り返し練習しながら少しずつ上達していきます。
そのため、
「数か月習ったけどあまり変わらなかった」
と感じることもあるでしょう。
上達するペースにはかなり個人差があります。
最初から成果を急ぎすぎず、子どもが続けられるペースで取り組むことが大切です。
スマホや電卓があるから必要ないという考え方もある
今はスマホや電卓ですぐに計算できます。
そのため、
「大人になったら電卓を使うのだから、暗算できなくても困らない」
という意見もあります。
確かに、仕事や日常生活ですべてを暗算する必要はありません。
それでも、
「だいたいこのくらいかな」
と数字の感覚を持てたり、簡単な計算を自分でできたりすることは、日常生活でも役立ちます。
そろばんを習う価値を「将来そろばんを使うかどうか」だけで考える必要はないでしょう。
子どもが嫌がっているなら無理に続けなくてもいい
どんな習い事でもそうですが、子どもとの相性があります。
数字を扱うことが好きな子や、コツコツ練習することが好きな子には、そろばんが合いやすいでしょう。
一方で、同じような問題を繰り返し解くことが苦手な子には、負担になることもあります。
親が、
「計算が速くなってほしい」
と思っていても、本人が毎回嫌がっているのであれば、無理に続ける必要はありません。
そろばん以外にも、算数を楽しく学べる方法はあります。
後悔しないそろばん教室の選び方
そろばんを始めるなら、「有名な教室だから」という理由だけで決めるのではなく、子どもが続けやすいかどうかを見てあげることが大切です。
子どもと先生の相性を見る
そろばん教室は、先生によって雰囲気がかなり違います。
どんどん進級を目指す教室もあれば、子どものペースを大切にする教室もあります。
体験授業では、
- 子どもが先生に質問できそうか
- 分からないときに丁寧に教えてもらえるか
- 教室の雰囲気が合っているか
- 子ども自身が「また行きたい」と思っているか
などを見てみましょう。
親から見て良い教室でも、子どもには合わないことがあります。
最後は本人の様子を大切にしてあげたいですね。
通いやすさも意外と大切
習い事は、始めると長く通うことになります。
最初は送迎できても、
「毎週この時間に連れて行くのが大変」
となってしまうこともありますよね。
教室までの距離や曜日、時間も含めて、家庭に無理がないか確認しておきましょう。
最近では、自宅から受講できるオンラインそろばんという選択肢もあります。
送迎が難しい家庭や、近くに教室がない家庭には便利です。
オンラインでも、少人数制やマンツーマンで先生に見てもらえるサービスがあります。
オンラインそろばんという選択肢も
オンラインそろばんの一番のメリットは、やはり送迎が必要ないことです。
学校から帰ってきて、そのまま自宅で受講できるので、保護者の負担も減らせます。
また、人が多い教室だと集中しにくい子の場合、マンツーマンや少人数のオンラインレッスンのほうが合うこともあります。
一方で、
「周りの子と一緒に頑張るほうがやる気が出る」
という子には、対面教室のほうが向いているかもしれません。
それぞれ良さがあるので、子どもの性格に合わせて選んでみてください。
マンツーマンで学べるオンラインそろばんを探している方は、▶️オンラインそろばん教室を比較した記事も参考にしてみてください。
しっかり見てもらいたい方には、こちらの教室も候補になります。
よみかきそろばんくらぶ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | よみかきそろばんくらぶ |
| 運営会社 | 株式会社JapanClubUnity |
| 所在地 | 東京都中央区銀座1丁目12番4号 N&E BLD.6F |
| サービス内容 | オンラインそろばん・読み書き教室(Zoom使用) |
| 対象年齢 | 3歳以上(幼児〜大人) |
| 入会金 | 11,000円(税込) |
| 月指導料(コース別) | グループ個別コース:4,400円 セミ個別コース:8,800円 完全個別コース:18,700円 |
| 月事務費 | 月1,100円 |
| 教材費 | 年間 4,400円 |
| システム利用料 | 年間 4,400円 |
| 協会費 | 年間 2,200円 |
| 検定料 | 年間 3,960円(年間12回受検可能なセット) |
| 支払い方法 | クレジットカード |
オンラインと通塾、どっちがいい?
オンラインそろばん教室と通塾はどっちがいいの?についてはこちらの記事も参考になります。
まとめ:そろばんには効果も弊害もある。大切なのは子どもとの相性
そろばんには、計算力や暗算力が身につきやすいという大きなメリットがあります。
一方で、
- 筆算を書きたがらなくなることがある
- 学校とは違う計算方法に戸惑うことがある
- そろばんだけで算数全体が得意になるわけではない
といった点は知っておきたいところです。
ただ、これらは「そろばんを習うと必ず起こる弊害」というわけではありません。
学校の算数とは使い分けながら、子どもが楽しく続けられる環境を選べば、そろばんは計算力を育てる習い事のひとつになります。
何より大切なのは、
「そろばんは良い習い事だから」
ではなく、
「この子に合っているかな?」
という目線で考えることです。
気になる教室があれば、まずは体験授業を受けてみて、子どもの反応を見てみるとよいでしょう。
「楽しかった。またやりたい」
と言ってくれるなら、それが一番分かりやすいスタートのサインかもしれません。
そろばん教室を選ぶなら
オンラインそろばん教室を検討中なら、たくさんのサービスの中から比較検討してみたいですよね?
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